失敗の原因を分析する方法
この記事では、上に掲載した記事の内容を掘り下げます。
この記事の目標は、
「失敗の原因を効率よく分析する」
です。
5つの効果的な質問が効率的な分析を可能にする
失敗の原因を、あーでもない、こーでもない、というように漫然と考えるのでは、明確な答えが得られず、時間ばかりが無駄になってしまう可能性が高いです。
このようにならないための方法が「効果的な質問」です。
この「効果的な質問」を、失敗した人に投げかけることで、効率的に失敗原因を突き止めることができます。
自分に投げかける場合は、自問自答という形になります。
それでは、その10個の質問を順にみていきましょう!
未知な要因または予測不可能な要因があったか?
世の中には誰も知らないことや誰にも予測できないことがあります。
そして、その結果失敗してしまうことだってあります。
失敗がそういった要因によるものでないか、考えてみる価値は大きいです。
無知が原因だったのではないか?
ある知識を知らないがために失敗してしまうことがあります。
また、すでにその失敗を防ぐ方法があったのにも関わらず、不勉強でそれを知らないために失敗してしまうことがあります。
この質問を通して、知識不足がなかったのかを調べてみて下さい。
ミスを誘発する状況があったか?
その失敗がミスによって引き起こされたのであれば、そのミスを誘発した要因を突き止める必要があるでしょう。
例えば、「締め切り時間に追われている」であるとか、「体調が悪かった」などが考えられます。
判断基準は適切であったか?
物事を推し進めるうえで、多くの判断をする必要があると思います。
そもそもその判断基準(価値観)がおかしいと、何をやっても失敗してしまいます。
また、あなたの価値観がおかしくないとしても、あなたの属している集団の価値観とずれてしまうと、失敗することがあります。
手順が間違っていなかったか?
物事を推し進めるときの手順を間違えたり、ずさんであったり、そもそも手順を考えていなかった場合、失敗する可能性が高くなります。
手順は自分で決めることもありますが、組織的に約束された手順も多く、その手順を守らないことで失敗する場合も多いです。
このようなことも含め、手順は適切だったか考えてみるといいかもしれません。
まとめ
この記事の内容をまとめます。
まず、失敗原因の効果的な分析をするための考え方として、
- 漫然とした失敗原因の分析は効果が低く時間の無駄である
- 失敗原因の分析には効果的な質問が重要である
ということを書きました。
そして、効果的な5つの質問として、
- 未知な要因、予測不可能な要因はあったか
- 無知が原因だったか?
- ミスを誘発する状況がなかったか
- 判断基準は適切であったか
- 手順が間違っていなかったか
を挙げました。
この記事では終始、偉そうな口を叩いてしまって大変恐縮ですが、皆さんのお役に立てればと思います。
最後に、この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本を(今回は1冊だけですが)紹介させて頂きます。