吉野家が神すぎる
眼前に広がる肉
だしの素晴らしい香り
それは食欲という本能を目覚めさせる
何も考えられなくなり、機械のように目の前の牛と米をひたすら口に輸送する
牛丼、それは神が人類に与えた祝福
牛丼以上に神がかっている食べ物はない
友達に言ったら引かれた
「おい森見、飯どうする?」
と聞かれたら、反射的に
「吉野家!」
と答えていた時期があった。
最初は「おう! いいね!」とついてきてくれたけど、次第に
とか
「美味しいのはわかるけど、そこまでのもんじゃないだろ(笑)」
とか
「というか、最近お前老けた?」
とか、
最後のセリフを吐いた奴は抹消したとして、吉野家を崇め奉っていた僕にとって、とても悲しい反応をされるようになってしまった。
仕方ない。そういう意見もある。
でも一人でも多くの人に吉野家の良さを分かって欲しい。
吉野家を愛する人が一人でも増えるだけで、僕はとてもうれしい。
だから今日は、僕の個人的な吉野家への信仰心はできるだけ排除しながら、吉野家の良さについて語っていこうと思う。
ということで、今から吉野家行ってきま~す!(17時30分現在)
入店!
さあ、食べるぞー!
注文!
なになに?
新商品!!!
ねぎ塩豚丼!
おいしそう...
牛丼を食べる予定だったけど、今日はこれに決まり!
そして、オーダーをしてからストップウォッチのスイッチをオンにした。
は、は、早い!
そう、吉野家は早いのだ。
注文してからねぎ塩豚丼が来るまで、なんと68秒!!!
科学的な話をすると、正直これは光の速度よりはやい。
光の速度は1秒間に30万キロ、つまり1秒に地球を7周半するが、どう考えても吉野家の牛丼の方がはやい。
もしアインシュタインが生きていたら驚きのあまり、舌を引っ込めてしまうだろう。
もう一回言うが、注文から70秒であり、すなわち牛丼は光速より速いスピードで客のもとに来るのである。
うまい!!
本当に美味しそうな塩ダレの香り。
輝く肉。新鮮なネギ。
これを我慢できる人はいるだろうか...
本能的に口の中に搔き込む。
この味だぁぁぁ!!!
気絶しそうなほどうまい。
塩ダレのうまみが最高で、ごはんがいくらあっても足りないくらいである。
安い!!!
並が450円。
新鮮なネギ・うまい塩ダレと、こんなに付加価値がついてこの値段だ。
しかも超うまい。
断言する
450円は安い
食べてみればわかる
というか、そもそも普段食べてる普通の牛丼380円だし。
ラーメン1杯分のお金で牛丼は2杯食べられる。
素晴らしいと思わない?
早い×うまい×安い=神
証明終わり。
2017/5/20 森見ますお