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日本一の皮膚科医になってやろうという意識高いことを言っておきながら、うっすい記事を量産していくタイプのメモ帳的なブログです。

「大丈夫」と「しっかり」の違い

この本に載っている課題をこなすことは非常に骨の折れることなのですが、その引き換えと言っても良いのか、読み応えのある記事が出来上がるように思います。

 

 

vagusnerve.hatenablog.com

 

前回『日本語練習帳』を扱ったのは1週間も前のことで、ずいぶん長く逃避をしていたな、と思う次第です。

 

さてと今回は、「大丈夫」と「しっかり」の違いに関する考察です。

 

「大丈夫」なモノ、「しっかり」しているモノ

あるサッカーチームに後藤という選手がいたとします。

 

後藤は素行が悪く、「不良」と言われています。

 

サッカーに関してはフォームが独特でへんてこりん。

 

しかし、後藤はPKだけは上手いんです。

 

で、ある時試合で、チームがPKのチャンスを獲得したとしましょう。

 

蹴るのは後藤です。

 

その時チームメイトはこう思うはずです。

 

「後藤なら大丈夫」

 

しかし、チームメイトは決して

 

「後藤はしっかりしている」とは考えないでしょう。

 

普段から行いが悪く、フォームもおかしい人が「しっかりしている」筈がありません。

 

考察をします

PKは大丈夫だがしっかりしていない後藤を例に考えました。

 

これをふまえ、「大丈夫」と「しっかり」は何が違うのでしょうか?

 

まず、チームメイトが「PKに関しては、後藤なら大丈夫」と思った背景には、「PKに関しては後藤なら心配ない」とか「PKに関しては後藤に任せても安心」とか、そういった意図が含まれていると思われます。

 

「大丈夫」という言葉には「心配ない」とか「安心である」といった要素がありそうです。

 

対象物を見て、受け手が「心配ない」とか「安心だ」と思うことが大事なのです。

 

確かに、好きな女の子がPCを前に困っていたら、

 

「僕に任せれば大丈夫だから」

 

と言うと思うのですが、この時僕はその女の子に

 

「自分はあなたの心配を取り除き安心できる存在ですよ」ということをアピールしていることになります。

 

受け手である女の子がそれを認めてくれたら勝ちなのです!

 

一方、「後藤はしっかりしていない」とチームメイトが思った理由には、後藤の普段の性質が芳しくないからでしょう。

 

「しっかり」という言葉は、「対象物の性質が確かかどうか」という意味を含むように思います。

 

「しっかり」しているかどうかというのは、対象物にもともと備わっている性質に基づいて判断されるのです。

 

受け手の気持ちに関わる「大丈夫」とは全く角度の違う言葉なのです。

 

まとめ

「大丈夫」という言葉は「心配ない」とか「安心である」といった受け手の気持ちに関わるのに対して、「しっかり」という言葉は対象物の性質が確かであることを指すという点で、まったく視点の違う言葉だという結論に達しました。

 

果たしてこの文章はしっかりしていたのでしょうか?

 

僕なら大丈夫。

 

ん?

 

では^^

 

2017/6/11 森見ますお