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英語への苦手意識を克服する方法の提案

いくら英語を勉強しても、苦手意識が克服されないと感じる人は多いだろう。

 

僕もかつてそうだったが、ある方法で苦手意識に関しては克服された。

 

「ある方法」なんて期待させるような書き方をしてしまったが、実際には至極月並みな方法である。

 

もしあなたが、「寝て起きたら英語ができるようになっている魔法!」とか「努力しなくても好きになれる方法!」とか「短時間で簡単に!」とか、そういった安直なものを求めているのであれば、この記事はその期待には沿えない。

 

この記事で紹介する方法は、どこまでも無難で堅実で一定の努力を要するものであることを予めお断りしておく。(そこまで大変ではないと思うけど)

 

とにかく中学・高校レベルの英文法を叩き込むこと

これに尽きる。

 

英会話、英文読解、英作文、リスニング、全ての土台は中学・高校レベル英文法である。特に中学レベルの英文法が最も重要である。

 

英語力には高度な論文を読む、実用的な英会話をする、ジョークを楽しむ、など様々な種類があるが、中学英文法はこれを達成するために例外なく必要だ。

 

建物に置き換えて考えるとわかりやすい。

 

普通の一軒家でも、素晴らしい建築家が設計した独創的な建物でも、まずはしっかりとした基礎を築かなければならない

 

中学・高校英文法はその基礎にあたる。

 

だから、むやみに英会話教室に通っているだけでは、基礎工事をする前に建物を立てているのとあまり変わらないのである。

 

塾講師をしていても、「英語が苦手です」という人の殆どが英文法を軽視している。

 

そういう人は、英文法なんてわからなくても、実践英語がなんとなく分かれば良いと思っている。

 

確かに、英文法なんて知らなくても、ある程度英語は使える。

 

しかし、それ以上のレベルアップにはつながらない。

 

基礎工事が適当でも、ちょっとした家は立つだろうが、高層ビルは絶対に立たない。

 

英文法の素養がないまま、実践英語の勉強をしても、「いくらやっても伸びない状態」が作り出されるのである。

 

「いくらやっても伸びない状態」は当然苦手意識を生み出す。

 

だから、とにかく基礎工事である中学・高校英文法を固めることが大事なのである。

 

単語力に関して

「単語力も必要なんじゃないか」という方がいるかもしれない。

 

実際、1万から2万語程度の単語力は必要である。

 

しかし、文法力と比較すると、やはり文法が優先なのである。

 

単語力は建物を建てるための部品にあたる。

 

基礎ができていないうちは、いくら部品があっても建物は建たない。

 

もちろん、基礎工事に必要な部品は集めておく必要があるが。

 

つまり、文法学習に必要な最低限の単語を身につけたら、まず文法学習を第一に行うべきだと言いたい。

 

文法の勉強方法

これは人によって最善の方法が分かれるところだが、少しだけ紹介しておく。

 

ネットで勉強する

ネットには英文法を無料で学べるツールがたくさんある。

 

これらを紹介している優れた記事があるので、そちらのリンクから検討してもらうのが良いだろう。

 

basic-english.me

この記事の中で紹介されている中では

 

fromexperience.info

これが割と分かりやすいかな、と思う。

 

まずデザインが見やすいので、読んでいてあまり疲れないのと、詳しい説明の他にポイントを分かりやすくまとめてくれているのが良い。

 

また、問題を解くことで学習は効率的になる、という意味では、

 

中学校英語学習サイト

 

も助けになるのではないかと思う。

 

問題集で学ぶ

僕が一番おすすめするのは、書店の学習参考書コーナーで自分にあった問題集を一冊買ってくることである。

 

大の大人になってまで学参コーナーに行くのは気が引けるかもしれないが、学参コーナーには大人もいっぱいいるので浮かない。(安心してください)

 

注意が必要なのは、あまり分厚いものを買わないことである。

 

頑張れば2週間以内に終わるようなものが良い。人間のやる気はそんなに続かないし、そもそも時間なんてそんなに取れないからである。

 

ちなみに僕が利用しているのはこれ。

 

 

この問題集の良い所は、1項目につき見開き1ページで完結してることである。

 

各項目、最初にポイントの確認をした上で、選択肢問題→並び替え問題→英作文、という順序でパターンを叩き込んでいく方式だ。

 

この順序が非常によく、自然にその文法項目を用いた英作文ができるようになってしまう。

 

全部で64項目。短期決戦できるコンパクトな項目数に厳選されている。

 

64項目の文法パターンを叩きこむだけで、英語に対する意識はガラリと変わるはずである。

 

ちなみに、高校英文法と書いてあるが、内容は中学英文法のものが多い。

 

高校英文法範囲も非常に基本的なことに留まっている。

 

 

※こんな感じです

f:id:vagusnerve:20180502004654j:plain

 

ネット教材と問題集の組み合わせで上手くやることがおすすめ

紹介した問題集は、文法解説が詳しくない。

 

得意な分野はそれで良いが、苦手分野はその簡単な解説では満足できないかもしれない。

 

その時は、紹介した文法解説サイトで理解をすれば良い。

 

いろんな手段を組み合わせて効率的に勉強を進めていくのが重要だ。

 

苦手克服には少しばかりの辛抱を要する

苦手なものを楽にやろうとするから、学習法難民になるのである。

 

だったら最初から覚悟を決め込んで、堅実で確実な方法を取ったほうが良い。

 

いっとき辛抱すればその先は開けてくるはずである。

 

苦手克服にはとにかく基礎を叩き込む。それだけである。