森見ますお百貨店

もりブログ

狂ブログ

Facebook、仮想通貨広告へ待った

Facebookは1月30日、仮想通貨に関する広告を禁止した。

 

同社ホームページ、「広告ポリシー」に追加記載されている。

 

この記事を書いている時点では、記載がまだ日本語訳されておらず、英語で読むしかない。

 

内容を原文で確認しよう。(文字色を一部改変)

 

Ads must not promote financial products and services that are frequently associated with misleading or deceptive promotional practices, such as binary options, initial coin offerings, or cryptocurrency. Please click here to learn more.

参照:

https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/prohibited_financial_products_and_services

 

禁止することとしてバイナリ―オプション、ICO、暗号通貨を挙げている。

 

そして、それらは「往々にして誤解を招いたり、詐欺まがいの広告活動につながる」というのである。

 

なるほど、最近「これって怪しくない???」と感じる広告が増えてきたのも確かだ。

 

だから、それが「誤解を招いたり、詐欺まがいの広告活動につながる」というFacebook側の記載も一理ある。

 

しかし、「少し禁止範囲が広すぎないか?」という疑問が当然湧いてくる。

 

誤解を招かないように誠実な広告を打っている企業だってあるはずなのに、頭ごなしに「全面禁止」とするのはいかがなものだろうか?

 

この点について、Facebookはこのように記述している。

 

This policy is intentionally broad while we work to better detect deceptive and misleading advertising practices, and enforcement will begin to ramp up across our platforms including Facebook, Audience Network and Instagram.

参照:

New Ads Policy: Improving Integrity and Security of Financial Product and Services Ads | Facebook Business

 

 

意図的に禁止範囲を広くした」と言うのである。

 

ではどういう意図があったのか、というと、、、

 

詐欺や誤解を招く広告をより正確に検出するように努力している」とのことだ。

 

うーーん、あまり納得いかないかも...

 

ただ、こうしなければならない事情も一方では分かる。

 

We also understand that we may not catch every ad that should be removed under this new policy, and encourage our community to report content that violates our Advertising Policies. People can report any ad on Facebook by clicking on the upper right-hand corner of the ad.

 

Facebook側では、「たぶん全ての違反広告を把握できない」から「コミュニティー(たぶんユーザーのこと)に違反広告を報告するよう促す」ということだ。

 

この”””広すぎる”””禁止範囲の裏には、違反広告狩りをユーザーの報告に頼っているという事情があるのかもしれない。

 

さらには、Facebookは大統領選に影響しかねないロシアの政治広告を掲載した、として米政界から批判を浴びており広告掲載に神経質になっているのではないかとも思えてしまう。

 

いずれにせよ、Facebookによる今回の決定は、ネットの広告、アフィリエイト業界に大きな影響を与えそうだ。

 

特にGoogleがこの決定に追従した場合、仮想通貨関連に力を入れるアフィリエイターに火の粉が降りかかることが予想されよう

 

今後も関心が集まりそうな話題であるから、逐一フォローアップしていきたい。

 

以上。