何度も失敗を繰り返す人の特徴と心理
何度も失敗を繰り返してしまう人がいます。
あなたの周りにもいると思いますし、このページに行きついたあなた自身が悩んでいることかもしれません。
この記事は、「何度も失敗を繰り返す人の特徴・心理」をお伝えすることを目標としています。
それでは、順にみていきましょう。
失敗を後悔して反省をしない
反省をするかしないか、これが「失敗を繰り返す人」と「失敗を繰り返さない人の違い」です。
「自分は反省しているつもりなのに...」
失敗を繰り返す人が必ず言うことです。
しかし、その実情は「後悔しているだけ」のことが多いです。
どういうことか?
まず、「後悔」と「反省」を分けて考えなければなりません。
- 後悔は過去を見て終わり
- 反省は過去を見た後に未来につなげる
という違いがあります。
「自分は反省しているつもりなのに...」
という人の多くは、「後悔」のことを「反省」と勘違いしています。
「自分が悪かった...」と認識するだけで、「反省した」と勘違いする。
というか、「反省した」と思いたいだけなのですね。
しかし、これは未来につながらないために、「後悔」の領域を脱出できません。
「自分は〇〇をしていなかった。だから失敗した。」とちゃんと分析し、次につなげる糸口をつかんで初めて「反省」と言えるのです。
これが分かっていない人は、失敗を繰り返します。
反省しても改善しない
先ほどよりは軽症の状態です。
反省は出来ていても、「改善」という行動に出ない人は失敗を繰り返します。
『論語』にこんな一節がありました。
子曰わく、
「過まって改めざる、是れを過まちと謂う」
(しいわく、「あやまってあらためざる、これをあやまちという」)
訳:先生がいわれた。「過ちをしても改めない、これを本当の過ちという」
失敗をしても「改善」をしないことこそが、本当の失敗です。
失敗して改善しない、これは大変もったいないことなのです。
「失敗した場合の対処」を考えていない
「失敗を繰り返さない人」は、計画段階で失敗した時の対処法を考えています。
物事は計画通りにいくとは限りません。
ですから、計画通りにいかない場合の対処法をあらかじめ考えておくと、いざという時に早く対処できます。
早く対処できれば、少ないダメージで済み、スムーズに次のチャレンジに移行できます。
しかし、「失敗を繰り返す人」は失敗した時の対処法をあらかじめ考えないので、いざという時に対応が遅れたりパニックになったりします。
対応の遅れやパニックは、失敗によるダメージを大きくし、失敗の連鎖を呼び寄せます。
そもそも、「失敗を繰り返す人」の心理として、「失敗した自分と向き合いたくない」というものがあります。
これにより、「失敗した自分」をシュミレーションして対処法を考える作業が苦痛に感じます。
ですから、「失敗を繰り返す人」はこの心理を克服する必要があるのだと思います。
反省と改善をする、失敗時の対処を考える
記事のまとめです。
「何度も失敗を繰り返す人の特徴と心理」は
- 後悔して反省しない
- 反省はするが改善をしない
- あらかじめ失敗時の対処を考えていない
もし「失敗を繰り返さない人」になりたければ、真逆のことをすればよいのです。
- 後悔をそこそこ、しっかりと反省をする
- 反省を改善に結びつける
- あらかじめ失敗した場合の対処法を考えておく
以上です。
この記事がお役に立てたのならば幸いです。
参考文献