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後輩に有能な飲み会幹事について語ったら怒られた

昨日のことですが、

僕、有能になりたいんですよ。

と相談を持ちかけてきた後輩がいて困りました。何故僕にアドバイスを求めるのか...ワイ将、無能の権化なんだが...

とりあえず何をもって有能と考えているのかよく分からなかったので、「どのような部分で有能になりたいのか?」と聞いてみました。後輩の返答は「どのような部分、とかではなく、とにかく有能になりたいんですよ」と、訳の分からない要求。お前はそもそも有能という言葉を定義していないのか。僕にはアドバイスしかねるなあ...と思いながらも、あまりの強い要求に何か答えざるを得ない雰囲気でした。

訳の分からない要求には訳の分からない返答で対抗しよう! ということで、

「飲み会は必ず1週間前に会場を下見し、良いと思ったらその場で予約せよ。そうすれば少なくとも有能認定される。」

と答えました。後輩から溢れる戸惑いの表情。構わず続けました。

「代金は事前に徴収せよ。飲み会の最後での回収は興ざめであるのと、みんなが酔っていて回収が困難な可能性がある。事前徴収のためには飲み放題、食べ放題を予約することも重要だ。」

後輩の目は泳いでいるが、続けました。

「飲み屋には一番で入店し、参加者をスムーズに誘導する。全員を席につかせたら、飲み物を決めてもらう。ビールの注文者が多ければ、ピッチャーなども検討せよ。その他の飲み物についても同様。また、お酒が飲めない人への配慮も忘れないこと。乾杯の挨拶は短くはっきり。その他、おしぼりを配り皿を配り箸を配り...間違いなく有能だ。」

ここで後輩が口を開いた。

「あのぉ...」

ここまできたら最後まで話きる必要があるので、無理やり続けた。
「話題が途切れたら自分から話題を作っていけ。自分の失敗談を話したり、女の子に恋愛の話を振ったり、目上の人の武勇伝を引き出したり、など何でも良い。もし、それでも話題に詰まったら...お前が脱げ!」

後輩からは明らかなる軽蔑と失意の念を感じた。俺が聞きたかったのはそんなことではない、仕事をする上での有能さを知りたかったのだ、と言わんばかりの目をしていた。

後輩が言った。
「俺はそんなシステマティックな飲み会は嫌いなんです。夜、少人数でふらっと飲むのが好きなんです。飲み会はこうあるべきとか、そういうのって、無いと思います。飲み会は、その参加者のニーズによって様々な形態があると思うんです。そのニーズに合わせた立ち回りをする方が大切なんじゃないですか?」

そっちかよ笑

しかし、質問のキレは悪いが、こういった正論を刺してくるあたり、彼は僕なんかより有能な人間だと思います。