読書感想文におすすめの新書5選!!
「新書を読んで読書感想文を書きなさい」という課題が出たけど、どうすればよいか分からないという人は多いと思います。
そこで、読書感想文におすすめの新書を5冊厳選しました!
早速Go!!
1.福岡伸一『生物と無生物のあいだ』
科学者が書いたとは到底思えないような名文に唸る本である。
福岡伸一氏の詩的な感性と科学的な思考力が一冊に凝縮されている。
生物とは何か? という問いに対して壮大な答えを残した傑作だ。
いくらでも感想文を書く余地があるだろう。
こちらの記事にも詳しく書いたので読んでいただきたい。
2.内田樹『寝ながら学べる構造主義』
本当に寝ながら学ぶのは無理だが、タイトルに劣らずとにかく分かりやすい。
「構造主義」と言うと難しいイメージがあるが、これほど噛み砕かれた本はないと思う。
哲学にちょっと興味がある人なら、感想を書きやすいと思う。
3.羽生善治『決断力』
紹介しているなかで、最も早く読める。
「羽生さんレベルなら何十手先まで読めるんだろうな」
と思いきや、羽生さんが次の一手を決める時、直感を大事にしているそうだ。
世の中、考えても考えても無駄なことは多い。だから直感をあなどるなかれ!
一流の人が語ることは、やはり違う。普通に読んでいても、色々な感想が浮かんでくるので、感想文も書きやすいと思う。
4.谷岡一郎『確率・統計であばくギャンブルのからくり』
すべてのギャンブルは数学的現象であり、ツキや念力といったことには一切左右されない。
統計学的な感性を養うことで、物事に対する考え方が少し変わると思う。
「ギャンブル」というキーワード自体がキャッチーなので、感想文も書きやすいだろう。
(ちなみに、唯一ブラックジャックだけが儲かるギャンブルなんだけど、その必勝法が載ってるよ!)
5.本川達『ゾウの時間 ネズミの時間』
生物学ってこんなに面白いの? と思わず叫んでしまった一冊。
からだのサイズが違うと、時間の流れ方が違う。ゾウとネズミを例にとれば、当然大違いになるのだ。
サイズの生物学。生き物はサイズ抜きにしては語れない。
感想文には、読んだ後で生物学に対する印象がどう変わったかを書けばよい。
まとめ
本当はもっと紹介したい本があった。
でも読書感想文は「書きやすい」ということが大事である。
よって、5冊という制約をあえて自分に課すことで、厳選に厳選を重ねられたと思う。
これらすべての本は、宿題を片付けるという目的を果たすだけでなく、同時にあなたの教養レベルを上げることにも役に立つだろう。
以上。
森見ますお 2017/6/26
*1:文春新書